<短編集>僕らが君を好きな理由【更新停滞中】


今日はムカつくぐらい晴天。テニス日和。テニスが気持ちよくできるのは嬉しいが、窓から青い空を見上げると、虚しさが広がった。

…さて。どこでサボろうか?

サボることを決めたくせに、どこでサボればいいのかと頭を捻る。もちろん、先生に見つかるワケにはいかない。だけどどこに空き教室があるのかなんて、まだ把握していない。

くそっ…。
小さく舌打ちをし、軽くため息をつく。
やっぱり真面目に教室に戻ろうかと考え始めたとき、ふと青宮先輩たちの会話を思い出した。