<短編集>僕らが君を好きな理由【更新停滞中】


「はは。渡部君が信じてほしいのなら、あたし、渡部君を信じるよ。」


“信じるよ。”

初めての言葉…。この言葉を言われることが、こんなに嬉しいことだとは思わなかった。

でもいいのか?
初対面の奴を簡単に信じて…。


「こんなに簡単に信じていいんですか?」

「ん。あたし、基本、人を疑ったりしないようにしてるの。疑う要素がないのなら、あたしは信じるよ。」


人なんて、疑うのが当然だと思ってた。そんな俺とは正反対な考え方。「だから簡単にだまされちゃうんだけどね。」と苦笑いを浮かべる大崎先輩の声が耳に響いた。