<短編集>僕らが君を好きな理由【更新停滞中】


中等部に入ってからどの部活に入部するか迷うこともなく、すぐに見学に向かうことにした。


「お!!あれがウワサの渡部じゃん。マジでテニスやってんだな。」

「すっげーつえーっていうけど、やっぱり金持ちはいい指導させてもらえんだろうな。」


チッ………。
ここも同じかよ。“金持ち”とか“渡部”とか、それしか見えねぇのか?ふざけんな。

テニスをするのは楽しい。部活として、毎日テニスができることはこの上ない幸せだと思う。

けれど結局、ここでも俺自身を認めてはくれない。