「負けるのは悔しいよ、確かに。ましてあんなゲームで敗戦したってのは、相当だろうね。でもね、その“負け”を次につなげられたら、今日のゲームにはちゃんと意味があったでしょ?あんた強いんだから、自信持ちな。」
今俺の目の前にいるのは、今日初めて話した女。その女の言葉に、不覚にも目頭が熱くなる。女の前で泣くとか、余計情けねぇな。
「あはは。今ここ、あたししかいないよ?我慢しなくていい。思いっきり泣いたら、少し気分が晴れるかもしんないし。…あ、なんだったら見えないように胸貸すけど?」
あぁ…。
なんかこの人にはかなわねーな…。

