「さ、そろそろ手当していいでしょ。体起こして。」
「…はい。」
何度も転んで血が出ている肘と膝。
そこに「ちょっとしみるよー。」とか言いながら消毒して、包帯とかをしてくれた。
何度もボールを当てられて変色している腕や足。そこには冷却スプレーをして、湿布を貼ってくれた。
「これでよし、と。言っとくけど、今度からはちゃんと自分の学校の監督、マネ、先輩の言うこと聞きなさい。手当しないと大変なことになりかねないんだからね?」
もう彼女に反抗心は抱かなかったので「はい。」と返すと、彼女はにこりとほほえみ、俺の頭をワシャワシャとなでた。

