<短編集>僕らが君を好きな理由【更新停滞中】


「まぁ、そうかも。でもね、ちゃんとやってさえいれば結果はついてくるモノ。あんたには来年も再来年もある。そのうちわかるよ。」


そう言ってふっと笑みをこぼした彼女。その笑顔を見て、今までムシャクシャしていた自分がすっげぇバカらしくなってきた。
「それにさ…」と彼女は続ける。


「テニスは人を傷つけるものじゃない。…こんないっぱいアザできちゃって。痛かっただろうに。」


彼女の手が、俺の腕にできたアザに触れた。ひんやりとした手が、熱を帯びた腕に気持ちいい。