「……あたしさ、さっきの試合見てた。あんた、まだ一年生でしょ?そんなに悲観することないと、あたしは思うけどね。」 不意にぼそっとつぶやかれた彼女の一言に、目をゆっくりと開き、耳を傾ける。 悲観することないだって? そんなの、他人に何がわかるってんだよ。 「あんたはあのアンフェアな試合、こんなボロボロになってまでも最後まで戦い抜いたじゃない。」 「うっせぇな!!それに何の意味があんだよ?どんなワケアリでも、負けたらそこで終わりだろ!」 俺達2人の空間に、俺の悲痛な声がむなしく響いた。