「ちょ、キミ!!」 不意に聞こえた声に視線だけを向けると、大きめな救急箱を持ったどこかの女が俺を見下ろしている。 「…アンタ、誰?」 ここにいるってことは、おそらくどっかのマネかなんかだろうけど、こんな女、俺は知らねぇ。 「そんなことよりケガ!さっさと見せな。」 「は?」 反論する間もなく、彼女は救急箱を開くと中から消毒液やら包帯やら、とりあえずたくさん出し始めた。