<短編集>僕らが君を好きな理由【更新停滞中】


「くそっ…!」


そうつぶやき、ドサッと木陰に寝そべった。
ズキズキと痛む傷口、鈍い痛みを放つ全身。試合で負けて、こんな悔しくて情けない気持ちになったのは初めてだ。

村田先輩や相田先輩の方が、あんな奴よりよっぽど強いのに、俺はアイツに勝てなかった。俺の身体に集中的にボールを集める攻め方に、結局手も足もでなかった。


「なっさけねー…。」


心の声が思わず口をついてでる。
頭上では、茂る木の葉の隙間から、まぶしい太陽が顔を出した。