また自分にかかわったばかりに……。

病室では気丈に笑顔を見せていた真澄だが晶の母の貴子と別れてからは涙を浮かべてトボトボ歩いていた。

早希は自分が家に呼び出し、一人で帰る途中殺された。
晶は自分を家まで送ってくれた帰りに事故にあった。

誰かを助けたい、助けられなかった父の分まで誰かを助けたいと願い弁護士を目指したのに、自分のせいで大切な友人一人を死なせてしまい、一人に怪我を負わせてしまった。

「何やってるんだろう私……」

晶は自分を気遣って、ああ言ってくれたが自分を送らなければ事故には遭わなかっただろう。
間接的に、とはいえ自分にも責任がある。

早希は死んでしまった。
あの美しく、それでいて誰よりも寂しがりやの早希は、あんな暗い路上で誰かに看取られる事も無く、たった一人で死んでいった。