たくさんの人と共に、地上に降り立った彼と彼女は、人をすり抜け、出口へと向かう。 灰色の雲は通り過ぎ、空が青く澄み始める。 その空から、仲間から遅れた迷子達が舞い降りてくる。 足を止め、空を見上げる。 水色の空に白い迷子達… 『あ…水玉…』 自分と同じ言葉に、お互いが空から視線を声の主に移す。 自分と同じように驚いた顔の相手がいた。 そして、2人は出逢った…