茉莉花が出たとき、芳雄はテレビを見ながらベッドでゴロゴロしていた。
「出たよ。芳雄も入る?」
「おー。」
芳雄は一応返事をすると、立ち上がり、茉莉花を抱きしめた。
「よし、」
茉莉花の唇が塞がれる。
甘いキス。
茉莉花も芳雄の背中に手をまわす。
芳雄は一度キスをやめると、茉莉花を抱きしめたまま、ベッドに倒れた。
押したおされ、身体をまさぐられる。
頭にかあっと血がのぼる。
「あっ、よし、お…。」
芳雄の名前を呼びながら、ふいに加藤のことが頭をかすめた。
途端に恥ずかしくなる。
茉莉花は泣きたくなった。
こんな、こんな中途半端な気持ち、誰にも言えない。
わたしは芳雄に謝ってもらう資格なんかなかった。
自分がこれほどまでに優柔不断だなんて。
「出たよ。芳雄も入る?」
「おー。」
芳雄は一応返事をすると、立ち上がり、茉莉花を抱きしめた。
「よし、」
茉莉花の唇が塞がれる。
甘いキス。
茉莉花も芳雄の背中に手をまわす。
芳雄は一度キスをやめると、茉莉花を抱きしめたまま、ベッドに倒れた。
押したおされ、身体をまさぐられる。
頭にかあっと血がのぼる。
「あっ、よし、お…。」
芳雄の名前を呼びながら、ふいに加藤のことが頭をかすめた。
途端に恥ずかしくなる。
茉莉花は泣きたくなった。
こんな、こんな中途半端な気持ち、誰にも言えない。
わたしは芳雄に謝ってもらう資格なんかなかった。
自分がこれほどまでに優柔不断だなんて。