保健の先生は私の肩を見ると「あらあら」と言って湿布を貼ってくれた。 においのしない湿布だった。 「少し腫れてるけど、大丈夫でしょ」 先生は眼鏡の奥の目を細めて微笑んだ。 「ありがとうございました」 私はお礼を言うと保健室を後にした。