昼休み、私は廊下で呼び止められた。 振り返るとそこには他クラスの女子が数人。 彼女たちの表情を見て、察した。 「堀川さんだっけ。ちょっと来てくれる?」 返事も待たずに腕を掴む。 ついに来た、と思った。 すれ違うたびに、いつも私を見ていた女子たちだった。 多勢に無勢。 私は大人しく引かれて行った。