お互いに困っていると、
太郎の両親がやってきた。

「全て話しは聞いた。
香澄ちゃん。

記憶が戻ってよかった。
1度家に帰ろう。
話したいことがある。
それからでも遅くは無い。」

私たちは太郎の家に帰った。

そしたら従業員の人たち皆が
私の帰りを待っていてくれた。

私の記憶が戻っている事を
知ると喜んでくれた。

私は帰る家があることが
嬉しかった。

血は繋がっていなくても
家族みたいな家だと改めて感じた。