私は男達に犯されると、
思った瞬間太郎の、
名前が出てきた。

そして太郎が助けてくれた。

私は記憶を取り戻したけど、
麗子さんの事まで
全て思い出した。

「太郎。離して。
麗子さんと婚約しているし、
結婚するんでしょう。」

「離さない。
絶対に香澄を離さない。
麗子とは婚約も結婚もしない。
俺の相手は香澄しか嫌だ。」

「けど、
私みたいな部外者が居たら
太郎が困ると麗子さんに
電話をしたと言ってきた。

それに私が、
太郎をたぶらかしたから
婚約を破棄したと言っていたよ。

だから太郎は麗子さんと
結婚しないとダメだよ。

私を傷つけないために
条件をつけてきたんでしょう。」