意識を失った
香澄を抱きしめていたら、
携帯が鳴った。

着信は家からだった。

「香澄を見つけた。
家に帰る。」

電話を切って、
香澄をもう1度抱きしめた。

そしたら香澄が起きた。

「たろう・・・・。」

「香澄?
俺の事分かるのか?」

「太郎でしょう。」

俺は香澄を
精一杯抱きしめた。

香澄は記憶を取り戻した。

香澄は何が何だか分からない
状態だったが、
俺が離したくなかった。

・太郎サイド終わり・