記憶が戻らないまま
夏休みが終わり、
学校に行く事にした。

智子が家まで
迎えにきてくれた。

私が先生の実家に
住んでいるのは、
先生から聞いたらしい。

「先生から頼まれたの。
香澄の記憶が無くっても、
私が覚えているから
心配しないでね。」

「ありがとう。
いつになったら
記憶が戻るんだろう。」

私は智子と一緒に、
学校に登校した。