そして山根に全てを話した。

「やっぱり。
先生が香澄を見る目が違っていた。

先生香澄と話すとき
穏やかな顔をしているよ。」

「そうか。
結構学校ではイジワルを
しているからな。」

「けど先生のおかげで、
香澄は数学の成績が上がったって
喜んでいたよ。

まさか一緒に住んでいるとは
流石に驚いた。」

「山根にお願いがある。」

「分かっているよ。

香澄が本当に先生を好きになる
黙っているよ。
先生の気持ちは分かったから。

その代わり先生と一緒に
住んでいる事は先生から聞いたと、
言ってもいい?」

「ああ。頼むな香澄の事。」

「任しておいて!!」

山根の笑顔の救われた。
香澄は本当に良い友達が、
いるんだと安心した。