「もうじき夏休みだけど、
どうするの?
どっか行くの?」

「叔母さんが、
生け花の先生をしているから、
お手伝いをするの。

少しでも役に立ちたいから
引き取ってもらっているし、
我がままを言ってもいいよと
言われるけど、
言えない。」

「そうか。
仕方がない。
けど1回はどこかに遊びに
行こうね。」

私は智子に笑顔で言われた。