私には帰る家があった。

私は部屋に戻った。

太郎とは全く話をしていない。
しばらくすると、
ドアがノックされた

そしたら太郎が、
部屋に入ってきた。

私は太郎の方を向くと、
太郎は私を抱きしめた。

「良かった。無事で。」

太郎が泣いていた。
私も一緒に泣いてしまった。
本当にお互いの心が1つになった。

「香澄。いいか?」

「いいよ。たろう・・・。」

太郎は私のベッドに寝かした。

手が使えない私の服を脱がした。

少し手が痛むけど、
太郎は自分の服も
脱いで私を優しく、
包み込んでくれた。

太郎が優しいキスを始めると、
もうお互いが、
止まらなくなった。

私は生きて帰れたから
太郎に抱かれる。

いや抱いてもらえる
喜びを知った。

そして私たちは1つになった。

私は愛する人の
腕の中で眠った。

生きて帰ってきたからこそ
出来る喜びでもあった。