映画館に入ると私達と千絵達は少し離れた場所に進んだ


私の左側に松田さんが座る


辺りが暗くなり、館内が静かになる


スクリーンに映るいくつもの予告


松田さんが耳元で囁いた


「今度、二人で見に来よう」


「はい」


私は純粋に嬉しかった


次に会う約束をしたような気がしたから…