敏之への気持ちが薄らいできた冬…


それを見計らったかのような出会い


この出会いがなかったら、私の人生は変わっていたに違いない


ある寒い日、私は近くに買い物に出掛けた


「森下さん?」


後ろから声をかけられた


「あ…田中さん」


「今、何してんの?」