「………」 「………」 あたしはいたって真剣に訊いているのに。 武人の口元はヒクヒクと引きつっている。 「ねぇ、どうなのよ?」 「どうって……」 武人は、う~んと唸りながら腕を組み、考えている。 「痛い……のかなぁ……。あー、でも、痛くないって子も……」 ……武人の頭のなかには、いったい何人の女の子が浮かんでいるんだ?? 悦子さんだけじゃないことは、武人の様子を見ていればすぐに分かる。 「武人。ズバリ訊くけど、あんた、何人とヤッたのよ?」