恋*クル〜2nd〜



「今日、泊まっていく?」

「―――っっ!!」



その言葉も、やっぱり初めてじゃないのに。

あたしはドキンッとして、持っていた食器を落としそうになってしまった。



「う……っ、ううんっ。あ、あああたしっ、ほらっ、課題が出てるからさっ」

「――……一緒にやればいいだろ?」



抱きしめていた腕がほどかれ、ゆっくりと武人の方へと向きなおされる。



「せ、洗剤……っ、手に洗剤がついて……」



泡だらけになっているあたしの手。

武人はそんなものお構いなしに、あたしの唇にゆっくりとキスをする。