若菜だ。 若菜が、来てくれた! 「若菜ーっ!」 私は、弾かれたように、トイレの入り口から顔を覗かせている若菜の元へぶつかる勢いで駆け寄り、彼女の腕をガッチリを掴んで身を寄せた。 「ど、どうしたの、気分悪いの!?」 「っ……」 若菜の手の温もりと優しい気遣いを感じて、思わず熱いものが込み上げて来る。 「ううん……。何だか、風邪引いちゃったみたいで、吐いちゃったの」