-恐怖夜話-


えっ?


不意に響いた金属音に、コタツの中から視線だけを部屋中に巡らすが、その原因は分からない。


カチャリ――。


又、音がした。


何の音?


私は、その音に聞き覚えがあるような気がした。


カチャ、カチャ――。


何か、小さな金具。


そう、例えば。


あの冷蔵庫のフックを外す音……。


そう思った瞬間。


私の視線は冷蔵庫に釘付けになっていた。