-恐怖夜話-


「消えろ、化けものっ! 消えちゃえっ!!」


叫びながら東悟の首を絞める腕目がけて、一升瓶のお酒をドボドボとぶちまける。


ビシュウゥッ。


まるで焼けた石を水に落としたときの、蒸気が吹き出るような異音が上がった。


何かを焦がしたような、きな臭い匂いが辺りに充満する。


そして上がる、声。


人間のものとは思えない叫び声。