-恐怖夜話-



きゅっきゅっ!


でも、お湯が出てこない。


「あれ?」


もう一度、蛇口を締めて、ひねる。


でも、お湯は出ない。


「あれぇ? なんだ?」


今度は水の方をひねる。


でも、やはり何も出てこない。


断水なの?


はあっ……。


思わずため息が出てしまう。


仕方がない。


さっさと体を洗って、温かくして眠っちゃおう。


そう思って、立ち上がろうとしたそのときだった。


『ごぼごぼっ』


蛇口から、水が上がってくる音が響いてきた。