-恐怖夜話-



「あ……、え?」


周りを、きょろきょろと見渡す。


一瞬、何処にいるのか分からずギョッとしたが、すぐに新居のお風呂だと思い出した。


どうやら、あのまま良い気持ちで爆睡していたらしい。


どのくらいの時間が経ったのか、湯船のお湯は少し温かい水になっていた。


「ひゃ。眠っちゃったんだ……」


ゾクゾクと背筋に悪寒が走る。


うわっ。


風邪引いちゃう!


私は、熱湯を入れようと、お湯の蛇口をひねった。