幽霊なのか、それとも、それ以外の『何か』なのか。


結局、『あれ』が何だったのか、正体は分からずじまいだった。


ただ、今も時折。


私には、闇に響く、あのブランコの軋む音が聞こえて来る気がしてならない……。




   ―了―