-恐怖夜話-


怖い!


怖い! 怖い!


誰か、誰か助けて!


その時。


トン。


パニック状態の私の冷えた指先に、誰かの指先が触れた。


温……かい。


触れた指先はとても温かくて、切れる寸前だった私の心の糸を、辛うじて現実に繋ぎ止めた。