-恐怖夜話-


武士の言う通り、30分ほどでキャンプ場に到着した。


時刻はもう、真夜中の3時近い。


さすがに管理事務所は開いていないので、とにかく駐車場にキャンピングカーを止めて、朝に管理事務所が開くのを待つことにする。


シーズンが外れているためか、砂利引きの駐車場には他の車は一台もいない。


まばらな木立の間。


キャンピングカーの駐車スペースには、ちらほらと何台か止まっているのが見えたけど、さすがにみんな寝ているらしく、物が動く気配はしない。


夜空には、煌々と輝く上弦の月。


その月の下、都会とは違う奥深い闇が、全てを静かに包み込んでいた。