違う。 これは、 あの時見た写真じゃない!! バチバチッ。 突如上がった怪奇音に、私と香はギョッと互いの顔を見合わせた。 部屋の中には、予約を入れておいた曲が、この場の雰囲気とは不釣り合に明るくポップなメロディラインを刻んで流れていく。 二人は耳をそばだてた。 我知らず、『ゴクリ』と唾を飲み下す。 その刹那。 プツンと、部屋の明かりが落ちた。 「え!?」 「何!?」 私たちが、ぎょっと腰を浮かしかけたその時、はっきりと声が聞こえた。 妙にトーンの高い、少女の声――。