――そう言えば、 あの写真とネガ、持ってきてるのよね……。 ソファーの端に置いてある、自分のバックにチラリと視線を向ける。 「ん? どうしたの、突然黙り込んで」 「あ、実はね――」 あまり楽しい話題ではない。 でも。 『話したい』 私は、何故か無性に、あの写真の事を話したい衝動に駆られた。 まるで、何かに急き立てられるように、 私は、今日の放課後の出来事を香に話し始めた。