「・・・だから俺から逃げて。
変な奴に捕まる前に
逃げて。」



突き放される。


これ以上
乱さないでくれって
言ってるみたいだった。



「そのほうが
俺も諦めつくから。」



ギュ。

力強く抱きつく。



「離さない。」


「・・・・バカ。」


「バカでもガキでも構わない。
だからこのまま離さないで。
ずうっと隣にいたいよ。」


「どうなってもしんないぞ。」


「かずちゃんなら、
構わないよ。」



あたしは微笑んだ。



「我慢出来ねぇよ。」



そして今度こそ本当に
優しくて甘いキスをした。



(かずちゃん、
宇宙一、愛してる。)



あたしのこと、
かずちゃんでいっぱいにして。




あなた色に染めて・・・・。






-END-