辛いことばかりで眠れない夜。 そんなとき、ぼくはこころのなかのケータイの電源をいれる。 この、暗くて暗くて透明な。 夜空の果てまでアンテナを伸ばして。 無限に飛び交う電波を拾って。 そして今夜はきみのところにたどり着くよ。 ふたりでなら、この辛い夜も抜け出せるでしょう? だから、ほら。 今度は光の下で出会おう。 本物のケータイにお揃いのストラップをつけてさ。