あなたがそう望むのなら、わたしは止めません。 でも、知って。 おぼえておいて。 あなたの存在が、どれだけ救いになったか。 あなたの文字が、どれだけ支えになったか。 あなたがいたから、わたしはわたしになりえた。 だから、ただひとつだけ。 祈らせて。 いまだ見知らぬあなたと。 いつか。 いつか。 ちいさなこの世界の、かたすみで、すれ違えますように。