ぼくが白だとしたら、きみは黒だね。 でも、ただの黒じゃない。 ぼくの、不透明な白とは全然違う。 この夜空よりも、どこまでも透明。 黒くて、透明で、それは、抜き身の刃にも似ていて… ぼくのこころを突き刺すよ。 でも、もしもぼくがきみになにかをしてあげることができたら。 いつか、 いつか、 グレーくらいには、なれるかな。