――それから……。 一度きりで終わってほしくない、というあたしの願いが通じたのか……。 あたしと直樹さんは、頻繁に連絡を取り合い、会うようになった。 スリのお礼をした時に、次に会う約束を申し出たのは、直樹さんの方で。 “迷惑かな?” 遠慮がちにそう言った直樹さん。 “全然、迷惑じゃないです!” 緊張と嬉しさから、あたしは首をブンブン振って、即答したんだ。