きっと私の不安な気持ちが伝わったんだね
「気にすんな」
そう言う良平
「うん…」
そう言って校門から入っていった
校舎までが長く感じる
本当は長く感じるのって、良平と二人で嬉しいはずなのに、後ろからの直哉の視線と周りからの皆の視線が痛かった
「教室までこうしとくか?」
良平が繋いだ手を私に見せるように動かした
「うん…」
私は少しでも、良平の大きな手に守られていたかった
きっとそれは
私が初めて会った時から…
それなのに…私は
初めて知った恋を
私はどう育てていけばいいのかわからなかった
「気にすんな」
そう言う良平
「うん…」
そう言って校門から入っていった
校舎までが長く感じる
本当は長く感じるのって、良平と二人で嬉しいはずなのに、後ろからの直哉の視線と周りからの皆の視線が痛かった
「教室までこうしとくか?」
良平が繋いだ手を私に見せるように動かした
「うん…」
私は少しでも、良平の大きな手に守られていたかった
きっとそれは
私が初めて会った時から…
それなのに…私は
初めて知った恋を
私はどう育てていけばいいのかわからなかった


