皆様、読んで下さってありがとうございました。

自分の考えた物語の番外編。どれにしようかものすごく悩みましたが、書き始めると楽しくて仕方がありませんでした。
しかし、笑いを表現する力の無さにはかなり凹み、ただニンマリする雰囲気しか出せなかったことになってしまいました。
まだまだ勉強が必要ですね。

では詳しい設定を書きます。

実は本編を書いていた時は、ジムはカイルより年上の設定でした。年に関しての記述は無いですが、私の気持ちの中で、この話で同い年ということになってます。
何故ならカイルは年上にいちゃもん付けたりしないんです!王子ですから、そういう礼儀は絶対なのです。つまり、軽そうに見えて実はカイルの方がお堅い面を持っているのです。
軽く見せているのにも理由があり、以前は王子の責務の重さに国民との関わりは少なかったのですが、尊敬する姉に近づこうと積極的に国民と関わりを持つようになったのです。

そして、それこそが2人のケンカの原因で、急に軽くなったカイルに姉のようにはなれないとジムは言い、図星だったカイルはジムが密かに姉に好意を寄せていたことをからかってしまい、こちらも図星をつかれたジムの頭に血が昇り、言い合いから殴り合いに発展したということでした。

子供が泣いてしまったのは、壮絶な殴り合いを見せられたからではなく、大好きな先生と王子のケンカを止めようとし、マーリンと同じ様に『黙ってろ!』と言われたからです。
これは子供達にとってかなりのショックで、草むしりの後、2人はちゃんと皆に謝りました。

武術教室は、姉のシルフェリアが国を出た後、護衛隊が全くシルフェリアに敵わなかった事から、小さい頃からの鍛練が必要だと、作られたものです。

こんな事を考えながら書いてました。長いことだらだらと失礼しました。

最後に蜜先生、素敵な課題をありがとうございました。