そんなどうしようもない想いに巻き込まれて、頭が痛くなってきた静奈の元に一通のメールが届く。 【メール受信:沼田センパイ】 それでも、センパイの名前を見た瞬間、拓斗とは違うドキドキが胸を襲う。 もっと、小刻みに早くなる。 目を閉じて、その顔を思い浮かべるだけで大好きで。 ……やっぱり拓斗の言う事なんて信じられないよ。 【言っておきたい事があるんだ】 そんなメールに緊張しながら親指を動かす。 【何ですか??】