「直接聞いた?」 それに……静奈ちゃんって。 とりあえず拓斗の気持ちはこの際置いておくにしても、静奈に彼氏がいるなんて気配は感じた事は無くて……。 いや、それ以上に感じるのは悪寒。 どこかであの男を見たような気がしてならない。 そのまま床にへたり込み考えること数秒。 「分かった!!アイツ確か……」 繋がってしまった記憶は、残念ながら感じた悪寒と連動していた。 「これは……ひょっとしてヤバい??」