「まだなにか?」
舟本は躍る心を押さえつけながら平静を装った。
すると女刑事はドアの陰にちらりと目をやった。
舟本が見ると、そこに1人の若い男が立っていた。
通常、刑事は二人一組で捜査活動を行うという。
女刑事は先ほど1人で訪ねてきた。
ではこの男がパートナーなのか。
だとしたら美男美女のコンビだなと思った。
黒いスーツ姿のその男は、それぐらい整った顔だちをしていた。
どこか憂いを含んだ瞳が印象的だった。
「もう一度お話しを伺いたいのですが」
女、いや日野刑事がまっすぐ自分を見つめながら言った。
美女に見つめられて悪い気はしない。
どうせ誰がなにを訊いてきても自分が犯人だという証拠はないのだという思いもあった。
舟本はどうぞと言って、2人を部屋へあげた。
洋間のソファーで向かい合うと、日野刑事が男を紹介した。
男の名は月見達郎。
刑事ではなく、民間の協力員だという。
舟本は躍る心を押さえつけながら平静を装った。
すると女刑事はドアの陰にちらりと目をやった。
舟本が見ると、そこに1人の若い男が立っていた。
通常、刑事は二人一組で捜査活動を行うという。
女刑事は先ほど1人で訪ねてきた。
ではこの男がパートナーなのか。
だとしたら美男美女のコンビだなと思った。
黒いスーツ姿のその男は、それぐらい整った顔だちをしていた。
どこか憂いを含んだ瞳が印象的だった。
「もう一度お話しを伺いたいのですが」
女、いや日野刑事がまっすぐ自分を見つめながら言った。
美女に見つめられて悪い気はしない。
どうせ誰がなにを訊いてきても自分が犯人だという証拠はないのだという思いもあった。
舟本はどうぞと言って、2人を部屋へあげた。
洋間のソファーで向かい合うと、日野刑事が男を紹介した。
男の名は月見達郎。
刑事ではなく、民間の協力員だという。