どうして、と千葉が問う前
「殺したなら死体隠して逃げるのが定石だが。死体だけじゃなくて、『殺した痕』も一緒に埋めるもんさ」
隠すならば徹底的に
それを踏まえれば、死体だけを隠して、血液が付着したカーペットをそのままにしておくのはどうか
隠蔽しきれてないからこそ、警察がこうして事件と見てしまう
ならば、そも
「死体、隠すつもりなんかないのかもねぇ」
顎を撫でながら、自分の言った『不可解さ』に国本は考えたが
「奴(やっこ)を捕まえんのが先決か」
何にせよ、死体がどうなったかを知るには犯人を捕まえるしかないと国本はまとめる
そのためには少しでも手がかりが欲しいとこだが
「いかれてるな、最近のは」
真っ先に知ってしまったことに国本は顔を歪めた


