意識が『向こう』に行く
考える思考が破壊され、何を思うかも分からない
目で見る恐怖には慣れを
何も感じないなら、これは他人ごとだ
よいしょの声で右足斬られ
知らぬ間に左足も切られた
反動で体が跳ね上がり、また落ちる
ああ、ダルマだ、これ
胴だけの不格好な体は醜く、想像するだけで笑えてくる
笑える、のに、耳に入る声は叫んでいた
表と中が一致しない
表(わたし)は何を叫んでいるのか
こんな惨めな体になっていくのを、何も感じずに見れているのに
赤い私(たにん)
夢心地な気分になり、後数分で意識は闇に同化する


