ヤンデレ双子に愛されて



打たれた液体
今現在、血液と共に私の体を蝕む毒(くすり)は何か


――考えるまでもなかった


分かりやすくて笑えてきた


痛みを無くす、触感を無くす、意識の混濁

その“症状”を出す薬となれば、麻薬か麻酔のどちらか


どちらにせよ、私の体が痛覚を感じなかった時点で手術(かいたい)が始まる


止められないこと

手術中の患者を別の視点から見れば、無抵抗な人間の処刑だ


切開、解体、解剖


おぞましさの塊

それらが私に近づき、屈んだ


私に目線を合わせる双子は楽しそうに微笑み、私の頬をなぞる


愛撫するかのようなそれの感触すらも味わえない


止めてと懇願する顔がどう見られたのか