無理に縫合したから歪みだらけの物体
だけど、もとの人形が笑顔のままだからさも楽しそうな様子
人形の顔は変わらない、もとより彼らの願いは“愛する者”との統合
自分の喜びは相手も同じく
だったら、相手が喜べば自分も笑えるという逆視点もある
いや、しのごの言う必要なんかなかった
小難しいことなんか不必要
良い台詞があった
「狂って、る……」
異形種を目の当たりにして、全ての皮が剥がれた
自分の偽りがなくなる
構ってなんかいられなかった
恐怖を前にしては、震えることしか出来ないのだから
行き過ぎた愛は理解出来ない異常で、その“的”となる私もまたどんな異常を押し付けられるのか


