「フォレスト……。ああ、駅近くに新しく出来た喫茶店か」 「ん、そこ。あそこで待ち合わせしてるの」 「女、だよな」 「当たり前。男友達なんかいないから。――信じられない?」 「そんなことはない。俺はね、香我美を一番に愛しているから。ちょっと気になっただけだよ」 さりげに出た愛の言葉 愛しているから 彼の口癖でもあった 愛しているからあれをやった 愛しているからこれをした などなど、彼は愛を理由に私に尽くしてくれる